山形県に「医療的ケア児支援センター」開所を前に講演会

医療的ケア児とその家族からの相談などさまざまな支援にあたる「医療的ケア児支援センター」が県内でも来月開所するのを前に、センターに期待される役割などを話し合う講演会が19日、オンラインで開かれました。

「医療的ケア児支援センター」は去年9月、医療的ケア児支援法が施行されたことを受けて、各都道府県に設置が求められているもので、県内では来月1日山形市にある山形大学医学部付属病院に開所する予定です。

これを前にセンターが19日、オンラインで講演会を開き、県内の医師や看護師、それに自治体職員などおよそ170人が参加しました。

この中で、ことし4月にオープンした熊本県医療的ケア児支援センターの小篠史郎副センター長が講演し、関わる部署が多岐にわたるため、センターが調整役となって支援体制などを話し合う場を作っているほか、今後、全市町村の担当者を集めた研修会を企画していることなどを紹介しました。

このあと、「山形県医療的ケア児等支援センター」を担当する中村和幸医師が今後の取り組みを説明し、医療的ケア児とその家族に対し必要な支援などの調査を行うほか、学校や保育所などで医療的ケアを担当する看護師の人材育成、それに、医療的ケア児を泊まりがけで預かる「短期入所施設」を増やす取り組みなどを進めたいと話しました。

講演会のあとで中村医師は、「期待とともに課題を感じている人が多いと思いました。しっかり相談しやすい場所を立ち上げていきたいです」と意気込みを語っていました。