吉里吉里忌 井上ひさしをしのぶ

日本を代表する小説家、井上ひさしさんをしのぶ催し、「吉里吉里忌」が14日、出身地の川西町で開かれ、全国から大勢のファンが訪れました。

井上ひさしさんは、日本から独立しようとする東北の村をユーモラスに描いた小説「吉里吉里人」などで知られ、劇作家としても活躍しました。
井上さんは平成22年の4月9日に75歳で亡くなり、出身地の川西町では、4年前から毎年、しのぶ催し「吉里吉里忌」が開かれています。
会場には全国から500人を超えるファンが集まり、関わりのあった俳優や作家が思い出を語りました。
このうち、去年、芥川賞を受賞した若竹千佐子さんは、子どもの頃、井上が原作を手がけたNHKの人形劇、「ひょっこりひょうたん島」に魅せられたということです。
若竹さんは「井上さんは権力で言うことを聞かせようする動きに憤りを感じていたと思います。作品からそうした生き方を学びました」と話していました。
中山町から訪れた58歳の男性は「井上さんの作品はわかりやすさと面白さの中に深いメッセージが込められていて大好きです。山形県の偉人として作品を語り継いでいきたい」と話していました。
実行委員会の阿部孝夫委員長は「今後も催しを続けて井上さんのメッセージを多くの人に伝えていきたい」と話していました。