近畿 2日夜にかけ大雨のおそれ 土砂災害など十分注意

梅雨前線の影響で、近畿地方は、2日の夜にかけて、断続的に激しい雨が降って、大雨となるおそれがあります。
総雨量が多くなる地域もあるため、気象台は、土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、日本海側にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、近畿地方では大気の状態が不安定になっていて発達した雨雲がかかかっているところがあります。
1日午前7時10分までの1時間には、▽和歌山県の葛城山で40ミリの激しい雨が降ったほか、▽大阪・河内長野市で29ミリ、▽和歌山市で28.5ミリのいずれも強い雨が降りました。
近畿地方では、2日の夜にかけて、断続的に雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る見込みです。
2日朝にかけての24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▽和歌山県南部で150ミリ、▽滋賀県と和歌山県北部、奈良県南部で120ミリ、▽大阪府と兵庫県、京都府、それに奈良県北部で100ミリと予想されています。
その後も、2日の夜にかけて雨が断続的に降り、総雨量が増える見込みです。
気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意し、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意するよう呼びかけています。