「那智の扇祭り」大たいまつ作り 那智勝浦

世界遺産に登録されている那智勝浦町の熊野那智大社で、来月(7月)行われる「那智の扇祭り」を前に、祭りで使われる重さ50キロの大たいまつを作る作業が進んでいます。

「那智の扇祭り」は、熊野那智大社の神々が、扇の付いたみこしに乗りご神体の那智の滝に帰る神事で、重さがおよそ50キロある大たいまつを担いだ氏子たちが参道を練り歩くことから「那智の火祭」とも呼ばれ、親しまれています。
来月14日の祭を前に、敷地内にある作業場では宮大工が長さ70センチほどのひのきの板などを束ね、のこぎりやかんなを使って形を整える作業をしていました。
作業は来月上旬まで行われ、あわせて12の大たいまつを作るということです。
宮大工の嶌崎和真さんは「祭りに来た多くの人に去年よりも迫力のあるたいまつを見てもらえるようしっかりと作りたい」と話していました。