世界遺産の熊野那智大社で「紫陽花祭」 那智勝浦町

世界遺産に登録されている那智勝浦町の熊野那智大社で、境内に咲くあじさいを供えて無病息災を祈る「紫陽花祭(あじさいまつり)」が行われました。

熊野那智大社では、境内に植えられているおよそ2000株のあじさいが見頃を迎えるこの時期に、毎年、「紫陽花祭」を行っています。
14日は、神社の拝殿に青や紫の色鮮やかなあじさいが供えられたあと、宮司が祝詞をあげて無病息災を祈りました。
続いて、あじさいを手にしたみこが笛や太鼓の音に合わせて、自然の恵みに感謝する「豊栄の舞」を奉納しました。
神社を訪れた人たちは、見頃を迎えた色とりどりのあじさいを写真に収めて楽しんでいました。
熊野那智大社の男成洋三 宮司は、「恵みの雨の季節になるので感謝する祈りをささげました。参拝に来た方には美しいあじさいをめでて心を和ませてほしいです」と話していました。
熊野那智大社のあじさいは、今月(6月)いっぱい楽しめるということです。