橋本 小学生ががん予防を学ぶ出前授業

がん予防の取り組みに力を入れている橋本市で、早い段階から予防の重要性を知ってもらおうと、小学生を対象にした出前授業が開かれました。

橋本市の高野口小学校で開かれた出前授業には、6年生の児童とその保護者などあわせておよそ50人が参加しました。
授業では、橋本市の病院でがん治療に取り組んでいる梅村定司 医師が講師をつとめ、▽健康な人の体に『がん』細胞があるかや、▽『がん』を予防することができるかなど、クイズ形式で授業を進め、子どもたちはイエスやノーの札を上げて答えていました。
そのうえで、梅村医師は、がんになりにくい生活習慣を守ることや定期的に検査を受けるなどして、早期にがんを見つけることが重要だと説明していました。
授業を受けた男の子は、「がんは恐ろしいものと思っていましたが、治療できることが分かってうれしかったです」と話していました。
また、女の子は、「お父さんはお酒を飲むので、気をつけてねと伝えます」と話していました。
講師をつとめた梅村医師は、「授業に参加した子どもたちが、これからの自分の健康や家族の健康に気をつけ、生活習慣の改善などに取り組んでもらえればうれしいです」と話していました。
出前授業を受けた子どもたちには、周りの大人たちにがん予防を呼びかけるがん啓発サポーターの認定書が渡されました。