梅雨を前に 県と関係機関が連携 河川の氾濫想定した訓練

梅雨の時期を前に、大雨で河川の氾濫の危険が高まった際の災害情報などを伝達する訓練が県庁などで行われました。

この訓練は、大雨の時期に備え、県が、市町村や警察などへ災害情報などを伝達する手順を確認をしようと、関係機関が合同で行いました。
このうち県庁では、河川課の職員などおよそ30人が参加しました。
訓練は、紀北から紀南地域で警報級の大雨が降り、県内の複数の河川で水位が上昇したという想定で行われ、河川課ではまず、水位の状況をみながら振興局などへ職員の参集を呼びかけるメールを送りました。
そして河川が氾濫注意水位を超えると、近くの警察や市町村に対しファックスで河川の状況が書かれた資料を送っていました。
職員たちは、河川の状況をホワイトボードに書き出して、職員どうしの情報共有をどうするかも確認していました。
県河川課の堀野高弘 主幹は「出水期を前に、こうした訓練で適切で迅速な情報発信を行い、県民の安全な避難につなげたい」と話していました。