低体重の赤ちゃんとその親に寄り添う専用冊子 県が作成

県は、早産などで小さく産まれた赤ちゃんやその親などに寄り添い、サポートするための専用の冊子を新たに作成し、配布を始めました。

県が作成した冊子は、「わかやまリトルベビーハンドブック」と名付けられ、早産などで1500グラム未満で産まれた赤ちゃんや、その親などに寄り添いサポートします。
冊子を開くと、▼国の様式にあわせて市町村が発行する母子手帳では書き込めない、40センチ未満の身長や、1000グラム未満の体重も記録できるようになっています。
そして、▼育児の際に知ってもらいたいことや、▼保護者の体験談、それに、▼子育ての不安に関する相談窓口なども掲載されています。
県によりますと、おととし(令和4年)県内で1500グラム未満で産まれた赤ちゃんは36人いるということで、冊子は1000部発行されていて、NICU=新生児集中治療室がある県内5つの医療機関や、市町村の窓口で配布を始めています。
県のホームページでも確認できます。
岸本知事は、「普通の母子手帳だとかえって心配が増えるという声がある。小さく産まれた赤ちゃんのために作成したのでぜひ利用してほしい」と話していました。