高野山の寺院が雇用調整助成金620万円余不正受給

高野町の寺院が、新型コロナウイルスの影響で休業したとするうその書類を作成し、雇用調整助成金620万円余りを不正に受給していたと和歌山労働局が発表しました。

雇用調整助成金を不正に受給していたとして公表されたのは、高野町高野山にある寺院、「密厳院」です。
和歌山労働局によりますと、この寺院は、実際には休業していないにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したとするうその書類を作成し、雇用調整助成金620万円余りを不正に受け取っていたということです。
和歌山労働局は先月(3月)25日に助成金の支給決定を取り消し、寺院はこれまでに全額を返還したということです。
「密厳院」は、高野山の宿坊の1つで、NHKの取材に対して「担当者が不在のためコメントできない」としています。