LPガス高騰で県が料金助成の支援に乗り出す

プロパンガスなどLPガスの価格高騰が続く中、家計などへの負担を軽減していこうと県は、ことし8月までの5か月間、LPガスの販売事業者を通じて毎月最大で1000円分の料金を助成する支援を始めました。

石油情報センターによりますと、ことし2月の県内のLPガスの平均価格は、10立方メートルあたり8451円と、緊迫する中東情勢や円安などを背景に高い水準が続いています。
ロシアによるウクライナ侵攻後、エネルギーの需給がひっ迫し、燃料価格が高騰する直前の、3年前の令和3年10月は7666円でしたが、800円近く値上がりしています。
こうした中、県は、LPガスを利用している家庭や事務所、それに飲食店などの負担を軽減しようと今月(4月)からことし8月までの5か月間、毎月最大で1000円分の料金を助成する支援を始めました。
助成金は、実際に料金の値引きを行った事業者に対し、LPガス協会を通じて交付します。
県は、県内のLPガスを利用する家庭や事務所などおよそ25万戸に対し、販売事業者が5か月分の料金を値引きすることができる資金を手当てしているということで、販売事業者に値引きに協力するよう呼びかけています。
値引きを受ける際、各家庭などでの手続きは不要です。
詳しくは、県LPガス料金高騰対策支援事業事務局、073−488−3034までお問い合わせください。