全国学力テスト 県内の小・中学生1万4000人が臨む

全国の小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」が行われ、県内でもおよそ1万4000人がテストに臨みました。

「全国学力テスト」は、文部科学省が、児童や生徒の学力や学習の状況を把握して授業の改善につなげることなどを目的に平成19年から行っています。
ことしは全国の小学6年生と中学3年生を対象に「国語」と「算数・数学」、それに、生活習慣や学習環境などに関する調査が行われ、県内でもおよそ1万4000人の児童と生徒が参加しました。
このうち和歌山市の高松小学校では、6年生、85人が注意点などの説明を受けたあと、さっそく国語のテストに臨んでいました。
「全国学力テスト」をめぐっては今後、タブレット端末などを使ったオンラインでの実施が検討されていて、今回は、すべての学校で生活習慣などに関する調査がオンライン化されました。
また、去年のテストの県内の小学生の平均正答率は、▽「国語」が68%と全国平均を1ポイント上回り、▽「算数」が63%と全国平均と同じ水準でした。
一方、去年の中学生の平均正答率は、「国語」「数学」に加え去年実施された「英語」の3教科すべてで全国平均を下回り、このうち「国語」は、47都道府県中、43番目でした。
今回の「全国学力テスト」の結果は7月下旬に公表される予定です。