紀州の彩り 甘くて大きな桃に 紀の川市桃山町

紀の川市桃山町の桃畑では、桃の実を大きく育てるために花の段階で間引く摘花の作業が最盛期を迎えています。

桃の産地として有名な紀の川市桃山町では、広さおよそ250ヘクタールの畑で、白鳳(はくほう)や清水白桃などの桃が10万本栽培されていて、生産量は関西一を誇ります。
紀ノ川沿いに広がる桃農家の村垣稔さんの畑では、先月(3月)下旬に桃の花が満開になりました。
桃畑では、ピンク色の小さな花を一つ一つ丁寧に摘み取り、桃の実を大きく育てるための摘花の作業が最盛期を迎えています。
桃農家の村垣稔さんは、「(摘花で)数ある花の中からおいしくなりそうな花を残します。そうすることで甘く、色づきのよい大きな実ができあがります。食べ応えのある桃が作れるように頑張ります」と話していました。
桃の花の摘花作業は今月(4月)いっぱい行われ、6月下旬には桃の収穫が始まるということです。