和歌山市にIT企業が新オフィス開設で調印式 地元雇用も

企業のDX=デジタル変革を後押しする大阪市のIT企業が、和歌山市に新たなオフィスを設け、事業を行うことになり、12日、県や市と進出の協定を結びました。

和歌山市で新たに事業を行うのは、大阪市中央区に本社を置き、企業向けのシステム開発を行う「PPFパートナーズ」です。
県庁で行われた12日の進出協定の調印式では、進出企業の岡田和人 社長と、岸本知事、それに、和歌山市の尾花市長が出席し、協定書にサインしました。
今回の進出で、新たなオフィスでは、▼在庫管理や勤怠管理などの企業向けのシステム開発や、その運用や保守のサービスを行います。
また、▼企業にITを活用した業務の改善をアドバイスするサービスも行うということで、今後3年間で新たに雇用予定の15人のうち13人は県内から雇用するとしています。
岸本知事は、「和歌山市や白浜町ではIT企業の進出が増えているところなので大変心強い。若い人たちにいい影響を与えてほしい」と話していました。
また、岡田社長は、「和歌山は学生も多くポテンシャルはある。和歌山で働きたい人の受け皿になれるよう1人でも多く雇用したい」と意気込みを語っていました。