京奈和自動車道 紀の川ICの通行止め 来年5月に復旧見通し

路面にひび割れが見つかり、去年12月から通行止めになっている京奈和自動車道の紀の川インターチェンジについて、和歌山河川国道事務所は復旧工事の方法が決まったとして、早ければ来年5月に復旧する見通しを示しました。

京奈和自動車道の紀の川インターチェンジは、去年12月に全長およそ90メートルの区間の路面に複数のひび割れが見つかり、現在も通行止めが続いています。
和歌山河川国道事務所は専門家による検討委員会を設けて調査・検討を行い、2日までに原因と復旧方法について公表しました。
それによりますと、この場所はため池だった場所に盛り土をして埋め立てられましたが、去年11月のメンテナンスでため池の水を抜いた際に盛り土が地滑りを起こし、ひび割れにつながったということです。
そのため復旧工事については、▽道路の真下の土を地滑りを抑制するために現在の盛り土よりも軽い土に取り替え、▽ため池の内部については、さらに新たな盛り土工事を行って地滑りを抑制するとしています。
復旧工事について和歌山河川国道事務所では、来月(5月)から開始したいとしていて、早ければおよそ1年後の来年5月に完了する見通しだということです。

【和歌山河川国道事務所 副所長は】
和歌山河川国道事務所の林茂視 副所長は「一日も早い復旧を目指します。地域の皆さまや道路を利用される皆さまには、工事期間中もご不便をおかけしますが、引き続きご理解とご協力をお願いします」とコメントしています。