紀三井寺の桜 3月30日に開花発表 花見客のにぎわい始まる

桜の名所として知られる和歌山市の紀三井寺では、先月(3月)30日に、ソメイヨシノの標本木が開花し、多くの花見客でにぎわっています。

和歌山市の紀三井寺には、およそ400本の桜が植えられていて、桜の名所として知られています。
先月30日、和歌山地方気象台は、境内に植えられている、ソメイヨシノの標本木に5輪以上の花が咲いているのを確認し、サクラの開花を発表しました。
和歌山のサクラの開花は、去年より10日遅いということです。
NHKでは、先月中旬から境内の桜の様子を定点で撮影しています。
撮影を始めたころは、固いつぼみでしたが、先週半ば、つぼみは一気に膨らみピンク色に色づき始めました。
境内には、すでに見ごろになった桜もあり、写真を撮る家族連れや、ゆっくり歩いて桜を眺める花見客の姿が見られました。
御坊市から訪れた人は「満開になるのを楽しみにしています。また来週も桜を見に来ようと思います」と話していました。
紀三井寺によりますと、標本木は3分咲きで、今週末には満開を迎える見込みだということです。