橋本の病院で不審者対応訓練

病院に不審者が侵入したという想定で、通報の手順などを確認する訓練が橋本市で行われました。

訓練は、橋本市の紀和病院に刃物を持った不審者が侵入したという想定で行われ、病院の医師や看護師、それに事務職員などおよそ40人が参加しました。
不審者役の警察官が病院の玄関から侵入し、受付で文句を言って暴れると職員たちは、さすまたを使って不審者と距離を取るなどして対応しました。
そして、このあいだに別の職員が警察に通報し、駆けつけた警察官が取り押さえるなど、連携して対応に当たる手順を確認していました。
このあと警察官が職員たちに対し、▼さすまたを使うときは時間を稼ぐためにできるだけ相手を遠ざけて対応することや、▼来院者などの避難誘導をする手順をあらかじめ決めておくことなどのアドバイスをしていました。
参加した女性職員は、「さすまたは、思ったよりも重かったです。具体的な使い方がよくわかりました」と話していました。
橋本警察署生活安全刑事課の岡上泰士 課長は、「来院者を守る体制作りが大切です。実践的な訓練を定期的に行ってほしい」と話していました。