優れた和歌山県産品を県が認定 「プレミア和歌山」の発表会

和歌山県産の優れた農産物や加工食品を広めようと、県が品質などを認定する「プレミア和歌山」の発表会が和歌山市で開かれ、南高梅の生産地 みなべ町で赤じそと一緒に漬け込まれた梅干しなどが紹介されました。

「プレミア和歌山」は、県内の農産物や水産物、それに伝統工芸品などから品質や独自性などで特に優れたものを県が認定し、全国へ広く売り出していくもので、今年度は109の商品が新たに選ばれました。
4日は、認定された商品の中から4品目を紹介する発表会が和歌山市で開かれ、このうち特別賞に選ばれた梅干しは、みなべ町の会社が完熟の南高梅を赤じそと天然の塩だけで漬け込んだものです。
昔ながらの製法で添加物を使わず、梅本来のほどよい酸っぱさとフルーティーな香りなどが、評価されたということです。
このほか、奨励賞には▼南高梅の梅干しを3年熟成させてつくられた浅漬けを作るための「梅床」と呼ばれるものや▼災害時などを想定し、梅干しとごはんの入った缶詰、それに▼県産のブドウ山椒(さんしょう)などを使ったジンをベースにした梅酒が選ばれました。
訪れた人たちは生産者たちから、材料や加工方法について説明を受けながら、味を確かめていました。
県企業振興課の田端一哉 課長は「認定を受けたものを日本中、そして世界に販売を拡大してもらうため、県としても、広報活動を積極的に行っていきたい」と話していました。