海外からの観光客の需要を取り込む方法 事業者が学ぶ 和歌山

海外からの観光客が増える中、和歌山県内の宿泊施設や観光施設などの担当者に、需要を取り込む方法を学んでもらおうという相談会が和歌山市で開かれました。

この相談会は和歌山県が開き、県内の宿泊施設や観光施設など観光に関連する事業を行う会社の担当者60人余りが参加しました。
はじめに、大手旅行情報サイトの担当者が海外からの観光客の最新の動向について講演を行い、いま、最も重視されているのは体験アクティビティーで、専門のオンライン旅行代理店のサイトを活用し予約できるようにすることが大切だと話していました。
このあと韓国やタイ、シンガポールなど、6つの国と地域で県の観光プロモーションを行っている現地の担当者が事業者の相談に応じました。
参加した事業者は、計画している体験アクティビティーを売り込んだり、効果的なPR方法などについてアドバイスを受けたりしていました。
那智勝浦町の旅館の担当者は「熊野古道や『熊野体験』といった和歌山の魅力を発信して世界のお客さまに満足していただけるよう努めていきたい」と話していました。
和歌山県観光交流課の和田英聖 課長は「海外からの観光客にささる体験アクティビティーを県内の事業者を支援しながら一緒に作り上げていきたい」と話していました。