打ち上げ成功願い 木彫り作家がロケット記念品を串本町に寄贈

来月(3月)、串本町で予定されているロケットの打ち上げ成功を願い、町内の木彫り作家が手作りのロケット記念品を町に寄贈しました。

ロケットの記念品を寄贈したのは串本町の木彫り作家、杉本紘子さんです。
串本町では、国内初の民間ロケット発射場を運営する宇宙開発ベンチャー「スペースワン」が、来月9日に初号機を打ち上げる計画で、その成功を願って製作されたということです。
記念品は、木を彫って作った国の天然記念物「橋杭岩」とロケットが忠実に再現された2つの作品です。
このうち1つは、県内産のセンダンの木が使われ、橋杭岩から昇る朝日で空が赤く染まる中、打ち上がるロケットが表現されています。
杉本さんは「ロケットが打ち上がるのは一瞬ですが、それ以外の時間も、こういう作品を見て楽しんでもらいたいです」と話していました。
串本町の田嶋勝正町長は「すばらしい木彫りの作品を地元の作家からいただいて本当にうれしく思います。ロケットの話とともに、木彫りの作品も紹介していきたい」と話してました。
記念品は、役場庁舎の玄関などに飾られる予定です。