和歌山市 水管橋崩落を教訓に北部に新浄水場を整備 正式決定

和歌山市の新しい水道施設の整備方針について話し合う会議が開かれ、3年前の水道の送水用の橋の崩落事故を教訓に、令和10年度からは新しい浄水場を建設することが了承され、整備が正式に決まりました。

和歌山市は、3年前の水道の送水用の橋の崩落事故を教訓に、大規模な災害などに備えて断水がおきないよう、新しい水道施設を整備する方針です。
19日は、新しい整備方針について検討してきた専門家などを交えた会議が開かれ、このなかでは、令和10年度からは総事業費129億円をかけて現在、六十谷にある工業用水の浄水場を活用して、新しい浄水場を整備する計画案が市側から説明されました。
このあと、先月まで行われた市民の意見を聞くパブリックコメントの結果が報告され、新しい浄水場の整備については賛成する意見が10件寄せられた一方、反対する意見も2件寄せられ、和歌山市側は市民におおむね了承されたと考えていると説明しました。
このあと意見交換が行われ、新浄水場の整備については特に意見は出されず、和歌山市の事業計画案が案のとおり了承されました。
この結果、和歌山市は令和10年度からは、北部に新しい浄水場を整備していくことが正式に決まりました。