みなべ町の「南部梅林」 暖冬で花散り1週間前倒して閉園へ

梅の名所として開園しているみなべ町の「南部梅林」は、暖かい日が続いたことなどから多くの木で花が散り、当初予定された来月(3月)3日までの開園期間を、1週間前倒しして閉園することを決めました。

全国一の梅の産地 みなべ町の「南部梅林」は、見渡すかぎり梅の花が咲き誇り、周囲には香りが広がる様子が「一目百万 香り十里」とも表現される梅の名所として知られています。
地元の農家などで作る観梅協会によりますと、ことしは暖冬の影響で、例年より2週間ほど早い今月(2月)初旬に満開を迎え、その後、雨の日が続いたことも影響し、多くの梅の木で花が散っています。
このため、南部梅林は、当初、開園期間を来月3日までとしていましたが、1週間前倒して今月25日に閉園することを決めました。
和歌山地方気象台によりますと、県内ではことしに入ってから平年より気温が高い日が多かったということで、19日も観光客が訪れ、わずかに咲く遅咲きの梅の花を写真に収めるなどしていました。
神戸市から訪れた60代の男性は「見ごろだと思って来ましたが、少し遅かったようです。ことしは2月だと思えない暖かさだと思います」と話していました。
梅の里観梅協会は「見ごろが例年より早くなり、やむをえず閉園を早める決断をしました。閉園まで催しは開かれるので、最終日まで楽しんでほしい」としています。