和歌山の飲食店で食中毒 飲食店を3日間の営業停止処分

今月(2月)9日、和歌山市にある複合観光施設の中の飲食店で料理を食べた12人が腹痛や下痢などを訴え、保健所は食中毒と断定し、この店を16日から3日間の営業停止処分にしました。

営業停止処分となったのは、和歌山市毛見にある複合観光施設「和歌山マリーナシティ」が運営する飲食店「四季彩」です。
市の保健所によりますと、今月9日、この店で提供された天ぷらや刺身などの料理を食べた20代から70代の男女12人が腹痛や下痢、それにおう吐などの症状を訴えました。
その後の保健所の調査で、症状が出た人全員がこの店の料理を食べていて、そのうち6人と店の従業員2人からノロウイルスが検出されたということです。
このため、市は、この店の料理が原因の食中毒と断定し、この店を16日から18日までの3日間の営業停止処分としました。
症状が出た人はいずれも快方に向かっているということです。
県は、15日から今シーズン初めての「ノロウイルス食中毒注意報」を発令していて、手洗いや食品の加熱の徹底を呼びかけています。