最新の「高規格救急車」 橋本市消防本部に寄贈

救命措置のための医療機器が搭載された最新の救急車が橋本市の消防本部に寄贈されました。

「高規格救急車」と呼ばれるこの救急車は、車内が広く活動しやすいつくりで、救命措置のための人工呼吸器などの医療機器が搭載されています。
9日は、橋本市消防本部で贈呈式が行われ、日本損害保険協会から、橋本市の平木哲朗 市長と消防本部の永井智之 消防長に目録と鍵のレプリカが手渡されました。
贈呈式のあとには、高規格救急車を使った訓練も行われ、心肺が停止した高齢者の搬送を想定し、搭載された自動心肺蘇生器を使って蘇生措置を施していました。
損害保険会社などで作る日本損害保険協会では、毎年、全国の自治体に高規格救急車を5台ほど寄贈しているということです。
ことしは、このうち1台が橋本市に贈られ、市では橋本消防署に配備することにしています。
日本損害保険協会和歌山損保会の久綱二美恵 会長は「損害保険と救命救急業務は、市民を守る点で共通していると思います。市民の皆さんへの貢献につながればうれしいです」と話していました。
橋本市の平木市長は「高齢化で救急搬送は増え、救急車は老朽化が加速している。この高規格救急車で救急体制をより強固なものにしたい」と話していました。