SNSで“もうかる株の銘柄教える” 2200万円余詐欺被害

田辺市内の60代の女性が「もうかる株の銘柄を教える」などの話を信じ、現金2200万円余りをだまし取られる被害があり、警察が特殊事件として捜査しています。

警察によりますと、去年11月、田辺市の60代の女性がSNSで「もうかる銘柄を教える」という広告を見つけてアクセスすると、森永を名乗る人物などの指示で指定された株を購入すると利益が出たということです。
そして、その人物から金の取り引きを持ちかけられ、指示されたとおりスマートフォンに取り引き用のアプリをダウンロードし、指定された口座に入金したところ、「利益が出ている。投資額を増やせばより利益が見込める」などと言われ、去年12月に6回にわたって振り込みを続けたということです。
その後、出金しようとしたところ、「税金や保証金を払う必要がある」などと言われ、さらに7回にわたって振り込み、2200万円余りをだまし取られました。
女性は、相手からさらに振り込みを求められたことを不審に思い、家族に相談し、被害に気がついたということです。
警察は、幅広い年代で被害が広がっているとして、▼もうけ話を安易に信じないことや、▼インターネットやSNSでの投資話は詐欺を疑うことなどを呼びかけています。
和歌山県警察本部は不審な電話や特殊詐欺に関する相談について、24時間受け付けるフリーダイヤルを設けています。
電話番号は、「0120ー508ー878」、「これは・わなや」です。