小学生がサンゴの生態について学ぶ 串本町

串本町で、地元の子どもたちにサンゴの生態について学んでもらおうという学習会が開かれました。

この学習会は、「世界湿地の日」に定められている2月2日にあわせて、貴重な湿地を守るラムサール条約に登録されている「串本沿岸海域」について学んでもらおうと、串本町で開かれました。
会場には、地元の西向小学校の6年生7人が集まり、串本海中公園センター水族館の森美枝 館長から、串本町潮岬の西側では、黒潮の影響で、サンゴが多く見られることなどが説明されていました。
続いて、南紀熊野ジオパークセンターの職員からは、串本町の海には、日本に生息するサンゴの3分の1にあたるおよそ120種類いることを教わりました。
また、子どもたちは、串本の海に生息する10種類のサンゴの骨格標本を手にし、形や色などがいろいろあることや、模型を見ながらサンゴの構造などを学んでいました。
男子児童は、「知らなかったことをいっぱい知ることができてよかったです。サンゴに口とか胃とかがあったことを初めて知りました」と話していました。