世界遺産 熊野速玉大社で節分の「吉兆」づくり

世界遺産の熊野速玉大社では、節分の日に飾る縁起物の「吉兆」づくりが進められています。

「吉兆」は、節分にあわせて家や店などに飾ると、家内安全や商売繁盛といった幸福が訪れるとされる縁起物です。
新宮市の熊野速玉大社では、今月(1月)上旬から「吉兆」づくりが始まり、26日は、2人のみこがもち米でできた「もち花」と呼ばれる、花に見立てた赤色や青色などの飾りを柳の枝に手際よくつけていきました。
そして、小判やたいなどの縁起がよいとされる飾りも枝につけ、色とりどりで華やかな「吉兆」を完成させていました。
節分の「吉兆」は、大小合わせて1100本がつくられ、26日から神社の社務所のほか、配送でも受け付けるということです。
熊野速玉大社のみこの中納恵美さんは、「この1年、よいことがたくさんありますようにと祈りをこめて作りました。玄関などに飾っていただいて、晴れやかな気持ちになってほしいです」と話していました。