輪島塗の産地支援へ 海南の「紀州漆器」組合が募金箱

能登半島地震で被災した伝統漆器「輪島塗」の産地、石川県輪島市の事業者を支援しようと、全国の漆器産地の組合が協力して義援金を受け付けていて、海南市の組合でも募金箱を設けています。

漆器産地の組合で組織する「日本漆器協同組合連合会」によりますと、「輪島塗」には100余りの個人や企業がたずさわっていて、今回の地震で、数多くの職人の自宅や工房が被災したということです。
このため、被災事業者を各地の漆器産地が協力して支援しようと、義援金の受け付けを始めていて、海南市の「紀州漆器」の組合でも22日から展示販売コーナーに募金箱が置かれています。
募金箱には、「うるしの絆 がんばろう輪島!」と書かれていて、地元の人などが寄付に訪れていました。
寄付をした漆器店の人は「職人には高齢者も多いので心配しています。ひとごととは思えない」と話していました。
紀州漆器協同組合の小柳卓也 事務局長は「一日も早い復興を願っています。少しでも役に立てることがあればうれしい」などと話していました。