防災豆知識 「福祉避難所」

「防災豆知識」は「福祉避難所」についてです。

福祉避難所は高齢者や障害者など、災害時に特別な配慮が必要な被災者を受け入れる避難所です。
平成19年に新潟県中越沖地震が起きて以降、国が全国の自治体に呼びかけて本格的に整備を進めています。
しかし、東日本大震災では、福祉避難所が足りず、高齢者や障害者などが通常の避難所で生活することになり、体調を崩したり集団生活になじめかったりするケースもありました。
福祉避難所は通常の避難所と比べて、トイレや階段などのバリアフリーが徹底されているのが特徴です。
また、あらかじめベッドや紙おむつなどの介護用品が備蓄されているほか、災害時には介護の相談員が配置されて、介護や援助が必要な人のケアに当たることになっています。
県内では主に、高齢者施設や障害者支援施設などが福祉避難所として指定されています。
事前に各自治体に問い合わせるなど近くの福祉避難所を確認しておきましょう。