伝統野菜のごぼう「はたごんぼ」を高野山に奉納 橋本

橋本市の農家が地元の伝統野菜のごぼう「はたごんぼ」を、高野山に奉納する行事が行われました。

「はたごんぼ」は、高野山のふもとにある橋本市の西畑地区で栽培されている伝統野菜で、通常よりも太くて長く、やわらかいのが特徴です。
古くからふもとの農家が山道を歩いて農産物を高野山に運ぶ慣習、「雑事(ぞうじ)のぼり」にちなんで、18日、地元の農家ら5人が「はたごんぼ」の束を背負って高野山金剛峯寺を訪れました。
そして、僧りょの読経のあと、すしやお茶などとともに直径8センチ長さ80センチほどの「はたごんぼ」を奉納していました。
奉納した農事組合「くにぎ広場」の素和治男 理事は「毎年、奉納していますが、今回も良いものができたので、お大師様にお供えし、これからの、はたごんぼの成長をお願いしたいと思います」と話していました。