和歌山市の70代女性 FX投資詐欺で約2300万円の被害

SNSを通じて知り合った人物から外国為替証拠金取引、いわゆるFXの投資話を持ちかけられた和歌山市の70代の女性が、およそ2300万円をだまし取られました。
警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、去年(令和5年)10月ごろ、和歌山市の70代の女性が、SNSで見つけた投資講座で知り合った人物から、「FXの投資をすればお金を稼ぐことができる」などと投資話を持ちかけられたということです。
女性は、スマートフォンに取り引きをするためのアプリをダウンロードし、相手の指示に従って指定された口座に入金したところ、すぐに利益が出たとして投資話を信用したということです。
そのうえで、先月(12月)中旬にかけて複数回にわたって振り込み、被害額は合わせて2330万円余りにのぼるということです。
その後、およそ1億円の利益が出ているとアプリに表示されていたことから出金しようとしたところ、「2500万円の追加入金が必要」などと言われ、家族に相談したところ被害に気がついたということです。
県警察本部によりますと、ことしに入ってから10日間余りの間に、投資名目の詐欺被害がすでに4件になっていて、被害額は今回も含めて5670万円余りにのぼるということです。
警察は、幅広い年代で被害が広がっているとして、警察は、もうけ話を安易に信じないことや、インターネットやSNSでの投資話は詐欺を疑うことなどを呼びかけています。
和歌山県警察本部は、不審な電話や特殊詐欺に関する相談について24時間受け付けるフリーダイヤルを設けています。
電話番号は、「0120−508−878」「これは・わなや」です。