和歌山市 水道料金値上げについて市民から意見募集

和歌山市は3年前の送水管の崩落事故に伴う新しい施設の建設などによる、再来年度(令和7年度)からの水道料金の値上げについての素案を公表し、市民から意見の募集を始めました。

和歌山市は、3年前に起きた水管橋の崩落事故を教訓に、送水ルートの複線化や北部の浄水場の整備を盛り込んだ新しい「水道ビジョン」の策定を目指していて、去年12月下旬に素案を公表し、市民の意見を募集しています。
この素案では、新たな施設整備によって、既に予定されていた令和7年度からの水道料金の値上げにどのくらい影響するかが公表されました。
それによりますと、▽再来年度から令和10年度までは17.8%の値上げが見込まれ、このうち送水ルートの複線化の影響は0.5%としています。
▽令和11年度から20年度までは、さらに7.4%の値上げが必要で、このうち新しい浄水場の建設の影響分は2.7%としています。
和歌山市では平成10年以降、料金の改定は行われておらず、市民の意見などを踏まえた水道ビジョンの策定後、専門家の検討会議で議論を本格化させることにしています。
意見の募集は今月(1月)末まで、書面や電子メールなどで行われています。