太地町 クジラの生態を研究する施設 来年4月オープン

捕鯨の町として知られる太地町に、クジラの生態を研究する施設が、来年(令和6年)4月、オープンすることになりました。

太地町では、捕鯨だけでなく、クジラの生態を研究する「学術都市」としても新たな町づくりを進めていこうと、東京にある、調査捕鯨などを行う「日本鯨類研究所」の支所の誘致を進めています。
これに伴い、町は、去年からおよそ18億円をかけて誘致先の建物の建設を進めてきました。
この施設の一部に入居する鯨類研究所の支所は、研究者を置いてクジラやイルカの生態やDNAの研究などを行う予定だということです。
太地町では、今後、施設の指定管理者を決めたうえで、来年4月1日にオープンすることを決めました。
新たな施設には、このほか、研究発表などを行うおよそ100人が入るホールや、クジラに関連する本や資料などを所蔵する図書室も設置されるということです。