“林業に関心持って” 高校生が体験する授業 田辺

若い世代に林業に関心を持ってもらおうと、高校生が林業の仕事を体験する授業が田辺市で開かれました。

これは、若い世代に林業に関心を持ってもらい就業につなげようと、和歌山県などが開き、田辺市龍神村の南部高校龍神分校の1年生、7人が参加しました。
参加した生徒たちは、はじめに、林業で使う大型の機械の操作を体験することができるシミュレーターを使い、伐採した木を丸太に加工する「玉切り」という作業を体験しました。
このあと生徒たちは、ヘルメットや耳当てなどの防具を身につけて、林業で実際に使われるチェーンソーを使い、杉やヒノキの丸太を切る作業にも挑戦しました。
生徒たちは、チェーンソーの持ち方や操作などを県の農林大学校の技師などから教わりながら、直径25センチほどの丸太を切り落とし、うまくいくと笑顔をみせて喜んでいました。
1年生の女子生徒は、「緊張して木を切るのはこわかったですが、意外とうまくできました。林業を知ることができました」と話していました。
講師を務めた県農林大学校の技師、一ノ瀬瑛翔さんは、「自分の住んでいる地域に林業という産業があることを、体験を通して身近に感じてもらいたい」と話していました。