産業団地「コスモパーク加太」にデータセンター建設へ 和歌山

長年、活用が課題となっている和歌山市の産業団地「コスモパーク加太」の37ヘクタール余りの土地が、IT大手「Google」のグループ企業に売却され、データセンターが建設されることになりました。

和歌山市の産業団地「コスモパーク加太」は、関西国際空港の建設の際に埋め立て用の土砂を採取した跡地に整備された252ヘクタールに及ぶ産業団地です。
県の土地開発公社が開発を進めたものの経済情勢の悪化によって、計画はすぐに頓挫し、一部の土地を県が借り上げ産業団地として企業誘致を進めましたが、87ヘクタールは売れ残り長年の課題となっています。
こうした中、この土地のおよそ4割余りにあたる37ヘクタール余りが、アメリカのIT大手「Google」のグループ企業で、東京に本社がある「Asa合同会社」に売却されることになりました。
土地の売却額はあわせて59億4000万円だということです。
また、県によりますと、データの処理の高速化や安定性を高める「データセンター」が建設される方針だということですが、事業計画の詳細は明らかにされていません。
県は今後、土地の売却に向け契約の手続きを進めることにしています。