維新 和歌山市議2人に除名と離党勧告

日本維新の会は、所属議員に求めている議員報酬の一部寄付について、適切な実施報告を行わなかったなどとして、和歌山市議会議員の2人を除名と離党勧告の処分にしました。

日本維新の会和歌山県総支部などによりますと、党が「身を切る改革」として所属議員に求めている議員報酬の一部寄付について、和歌山市の志賀弘明議員が適切な実施報告を行わなかったなどとして、5日付けで除名処分としたということです。
また、同じく和歌山市の新古祐子議員については、和歌山県総支部の許可を得ることなく、ほかの議員の記者会見に同席し、発言したなどとして、5日付けで離党勧告としました。
志賀議員はNHKの取材に対し、今後は無所属で活動するとしたうえで、「処分の理由に納得がいかない」としています。
また、新古議員は、近日中に離党届を出し、無所属で活動していくとしたうえで、「党に在籍していたかったが残念だ」としています。
日本維新の会和歌山県総支部では、ことし(令和5年)10月に和歌山県議会の林隆一議員が、議員報酬の一部寄付を適切に行っていなかったことなどを理由として、離党勧告を受けてみずから離党しています。