和歌山城石垣や天守閣など 自衛隊員が高所活動訓練兼ねて清掃

和歌山市にある和歌山城で、自衛隊の隊員たちが高い場所で活動する訓練を兼ねて、石垣や天守閣の屋根などの清掃活動に取り組みました。

この清掃活動は、高くて足場が悪い場所で活動する訓練を兼ねて、毎年、自衛隊が行っているものです。
6日は大阪・和泉市の信太山駐屯地から陸上自衛隊第37普通科連隊の隊員およそ100人が参加しました。
このうち、高さ30メートルの天守閣の屋根では、これまで厳しい環境のもとで活動する訓練をうけてきたレンジャー隊員が命綱をつけ、へらやはけを使って瓦に付いた鳥のふんやこけなどを取り除いていました。
また、城内の石垣では、隊員がロープを使って降りながら隙間から生い茂った草木を鎌で刈り取っていました。
清掃活動は観光客が見守る中で行われ、香港から訪れた男性は「城がきれいになり、いいことですね」と話していました。
陸上自衛隊第37普通科連隊の石田哲郎第3中隊長は「和歌山のシンボルの和歌山城を観光客に気持ちよく見てもらえるよう頑張ります」と話していました。
清掃活動は7日も行われます。