Go Toイート事業のURLが“パパ活”サイトに 知事謝罪

和歌山県の「Go Toイート」事業で使われたウェブサイトのURLが、食事やデートをする代わりにお金をもらう、いわゆる「パパ活」についての情報を提供するサイトに使われていたことがわかり、岸本知事は28日の会見で謝罪しました。

インターネット上の「住所」にあたる「ドメイン」についてNHKが調べたところ、和歌山県の「Go Toイート」の事業で使われていたものが、現在、県とは関係のない第三者の手に渡っていることがわかりました。
そして、実際に「Go Toイート」のウェブサイトのURLを入力すると、食事やデートをする代わりにお金をもらう、いわゆる「パパ活」についての情報を提供するサイトが、当時、表示されるようになっていました。
自治体などの公的な機関が使っていた「ドメイン」は、検索サイトで上位に表示される可能性が高く、高値で売買されるケースがあり、悪用につながらないか懸念されています。
「Go Toイート」の事業では、農林水産省が民間の会社などに業務委託して、サイトが設けられたということで、農林水産省は「委託契約する段階でドメインについて取り決めをしていなかった」としています。
この件について岸本知事は、28日の会見で「公的なドメインが悪用されたと捉えている。県民のみなさまに心からおわび申し上げたい」と話していました。