和歌山県の人口89万人余 28年連続減少 減少幅は過去最大

和歌山県のことし10月1日時点の人口は89万人余りと28年連続で減少していて、減少幅は県が統計を始めて以降、最大となり、人口減少に拍車がかかっています。

和歌山県がことし10月1日時点でまとめた県内の人口は、▼男性が42万235人、▼女性が47万1385人で、あわせて89万1620人でした。
これは、前の年の同じ時期と比べて、1万1552人、率にして1.28%少なくなっています。
人口の減少は28年連続で、その減少幅は和歌山県が昭和42年に調査を始めて以降、最大で人口減少に拍車がかかっている状況です。
主な要因は「自然減」で、過去1年間の出生数は5039人と、調査開始以降で最も少なくなった一方、死者数は1万4817人と初めて1万4000人を超えました。
市町村別では人口減少の割合が最も高かったのは、▼古座川町で3.44%、次いで、▼美浜町で3.15%、▼九度山町で3.09%となっています。
和歌山県は、「人口減少のスピードを緩めるため子育てしやすい環境づくりや企業誘致などに県をあげて取り組みたい」としています。