“足元にいろんな美しさ” 中学校に現代アーティスト招き授業

現代アーティストを招いた授業が古座川町の中学校で行われ、生徒たちは、日常生活の中に美しさを見いだすことを学んでいました。

この授業は、NPO法人「和歌山芸術文化支援協会」が古座川町の古座中学校で開いたもので、8日は、3年生の生徒21人が参加しました。
そして講師には、各地で採集した土を使ったアートで知られる、山梨県在住の現代アーティスト 栗田宏一さんが招かれました。
生徒たちは、まず最初に、栗田さんから、足元の土の色合いの美しさや多様性に着目して、採集した土で独特のアート作品を制作してきた経緯の説明を受けました。
そのあと生徒たちは、事前に採集し乾燥させた一握りの土を瓶に入れて見比べました。
田んぼや畑、自宅の庭など、採集した場所によって土の色が違うことを感じ取っていました。
3年生の生徒は「土を瓶に入れたらきれいに光っていて感動しました。土はいろんな種類があると思いました」と話していました。
栗田さんは「自分の足元にいろんな美しさがある。足元を見つめ直すきっかけにしてほしい。日々こんな美しいところに立って生活していることを実感してほしい」と話していました。