県立高等看護学院で看護師を目指す学生たちの宣誓式 紀の川

看護師を目指す学生たちが人の命を守る仕事への決意を新たにする宣誓式が、紀の川市の看護学院で行われました。

宣誓式には、この春に紀の川市にある県立高等看護学院に入学した18歳から36歳までの1年生49人が出席しました。
宣誓式は、ナイチンゲールがろうそくの明かりを頼りに、戦争で負傷した兵士たちの看護にあたったという逸話にちなみ、照明を消した体育館で行われました。
学生たちは1人ずつ壇に上がり、ナイチンゲールの像の前にともされたろうそくの火を自分のろうそくに移しました。
そして、全員で「笑顔を忘れず、人々に寄り添い、心の支えになれるよう、感性を磨き続けることを誓います」などと宣誓しました。
このあと、中尾ひろみ学院長が、「どんどん優しくそして賢く愛を知る看護師になって下さい」と励ましの言葉を贈りました。
式に参加した19歳の学生は、「将来看護師になった時に、患者さんの気持ちを尊重できるような看護師を目指したいと思って式にのぞみました」と話していました。
学生たちは、来年(2024年)1月の下旬から医療現場での実習に入り、看護師になるための実践的な技術や知識を学びます。