橋本 「芋谷の棚田」で地元の子どもたちが稲刈り体験

景観が美しいことで知られている橋本市の棚田で、地元の子どもたちが稲刈りを体験しました。

橋本市の「芋谷の棚田」は、橋本川支流の芋谷川沿いの谷間にあり、保全や地域振興の取り組みがすぐれているとして、去年3月、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定されました。
この棚田で子どもたちに稲刈りを体験してもらおうと、5日は地元の柱本小学校の5年生およそ30人が、稲刈りに挑戦しました。
子どもたちは、地元のボランティアから鎌で稲を刈る方法について説明を受けたあと、3アールほどの田んぼで黄金色に実ったキヌヒカリという品種の稲を、鎌を使って次々と刈り取りました。
参加した男子児童は「最初は慣れなかったけど、途中からちゃんと稲刈りができるようになって楽しかったです」と話していました。
また、女子児童は「稲刈りは時間がかかって大変だなと思いました」と話していました。
柱本田園自然環境保全会の大原一志 会長は「お米に育つまでは、大変な努力がいることを知ってもらい、食べ物を粗末にせず、お米は全部食べるようになってほしいです」と話していました。
5日に収穫した米は、調理実習で子どもたち自身が調理し、食べられるということです。