和歌山 線状降水帯発生 かつらぎ町では記録的大雨

21日夜の雨では、県北部に線状降水帯が発生し、かつらぎ町で1時間に100ミリを超える雨を観測するなど、記録的な大雨になりました。

雨足は21日午後7時ごろから強まりはじめ、午後10時前に紀美野町、かつらぎ町花園、高野町、有田川町清水に土砂災害警戒情報が出ました。
このあと、県北部に「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして、「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。
これを受けて、高野町は、町内全世帯の1564世帯、2796人に、警戒レベルが最も高い「レベル5」の「緊急安全確保」を出しました。
雨は気象庁がレーダーで解析したところ、かつらぎ町花園付近で、午後10時までの1時間に110ミリの猛烈な雨が降ったとして「記録的短時間大雨情報」を出しました。
雨は県南部でも強まり、午前0時までの1時間に、▼田辺市龍神で63ミリの雨を観測したほか、午前1時までの1時間に、▼南紀白浜空港で55.5ミリの雨を観測しました。
その後、雨は午前1時すぎには峠を越えましたが、土砂災害警戒情報が出た地域は、一時、7つの地域に及びました。

【大雨で被害も】
この大雨で被害も出ています。
高野町の杖ケ薮地区の町道です。
道路脇の斜面から立ち木とともに土砂が崩れて道路をふさいでいるのが見つかりました。
現在、崩れた土砂を撤去する作業を進めています。
高野町の蓮華谷地区です。
神社の石段に大量の雨水が集まって流れ下り、近くの住宅に影響を及ぼすおそれがあったため、職員が土のうを積んで流れ落ちてきた水を水路に集める作業をしたということです。
また、相ノ浦地区では避難所になっていた町の集会所の下の地盤が大雨で崩れる被害があり、現在、使えなくなっているということです。
また、県のまとめによりますと、21日夜の大雨で、国道371号の高野龍神スカイラインは、高野町大滝で道路脇の斜面が崩れ、通行止めになっています。
現在、土砂の撤去作業を進めていますが、復旧にはあと2日程度かかるということです。
このほか高野町では住宅2棟が床下まで水につかったということです。