海南 スマートフォンに不慣れな高齢者が操作方法を学ぶ

行政の情報発信や手続きのデジタル化が進むなか、スマートフォンの使い方に不慣れな人を対象にしたスマートフォン教室が海南市で開かれ、高齢者が操作方法を学びました。

この教室は、スマートフォンの扱いが不慣れな高齢者などを支援しようと、ケーブルテレビ会社が海南市と協力して開きました。
22日は、70代から80代の4人が参加し、はじめに、電源の入れ方や切り方、それに、音量の調整やバッテリー残量の確認方法などを教わりました。
そして、写真を撮る際の操作方法について説明を受けると、参加者たちはさっそくカメラを起動し、画面を拡大したり縮小したりしながら身の回りのものを撮影していました。
この教室は、ことし11月までに12回開かれ、マイナンバー関連の行政手続きの方法なども学べるということです。
74歳の女性は、「よく見かけるQRコードを読み取れるようになりたくて参加しました。スマートフォンを使いこなせるようになったら楽しいだろうなと思うので、学べてうれしかったです」と話していました。
教室を開いたジェイコムウエスト和歌山局の阪口伸一さんは、「スマートフォンを使える人にとってはあたりまえの操作も、使えない人にとっては難しいこともあるので、操作を覚えていただき、使うのが楽しいと思ってもらえれば」と話していました。
この取り組みは、総務省の事業の一環として行われているもので、和歌山市や岩出市など県内各地で企画されています。