和歌山市 大雨被害の復旧費など補正予算案 9月議会に提出へ

和歌山市 大雨被害の復旧費など補正予算案 9月議会に提出へ

和歌山市は、ことし6月の大雨で被害を受けた農業施設を復旧するための費用、3000万円余りを盛り込んだ補正予算案を9月議会に提出します。

和歌山市が、4日発表した補正予算案は、一般会計の総額で14億4700万円となっています。
このうち、ことし6月2日の記録的な大雨で被害を受けた農業施設の復旧費用は、6月議会に続いて提出されます。
具体的には、山東地区の用水路や農道などあわせて39か所の復旧費用として、およそ3400万円が計上されています。
また、ことし2月に開催されたファッションイベント「東京ガールズコレクション」を、来年2月にも開催するための、地元の負担金として2500万円が計上されています。
このほか9月議会では、補正予算案とは別に、市民図書館の指定管理者を、レンタル事業大手の「TSUTAYA」の運営会社に引き続き来年度からの5年間委託するため、およそ17億5000万円の財政的な措置も提出されます。
和歌山市の尾花正啓市長は「6月の大雨では線状降水帯による大きな被害が出たが、これを教訓に気象状況の変化に対応した災害対策を、しっかりと行っていきたい」と話していました。
和歌山市の補正予算案は、今月(9月)11日から始まる定例市議会に提出されます。