白浜町 飲食店が製造・販売した弁当食べて食中毒 1人死亡

白浜町 飲食店が製造・販売した弁当食べて食中毒 1人死亡

和歌山県白浜町の飲食店が作った弁当を食べた、80代の男性がその後病院で死亡し、県は食中毒による死亡と断定し、弁当を出した飲食店を10日間の営業停止の処分としました。

県環境生活部によりますと亡くなったのは田辺保健所管内に住む80代の男性です。
8月20日、白浜町の飲食店が製造・販売した弁当を購入して食べたあと、2日後に発熱や下痢などの食中毒とみられる症状を訴え、入院していました。
その後、8月26日、入院先で死亡したということです。
30日、病院から集団食中毒の患者ではないかと連絡があり、保健所で調査をしたところ、亡くなった男性からはサルモネラ属菌が検出され、食中毒による死亡と断定しました。
飲食店は、白浜町堅田の飲食店「はま乃」で、県は10日間の営業停止の処分をしました。
県によりますと、このほか同じ時期に、この飲食店の弁当を食べたのはあわせて51人で、このうちの32人が食中毒の症状を訴えるとともに、亡くなった男性のほかに2人が入院していました。
サルモネラ属菌による食中毒は、卵や肉などが原因となることが多く、県は、十分に加熱して食べるよう注意を呼びかけています。