台風から一夜 白浜町の海水浴場に観光客戻り始める

関西有数の観光地和歌山県白浜町の海水浴場では、台風から一夜明けて観光客が戻りつつあります。

美しい砂浜で知られる白浜町の白良浜海水浴場は、台風7号の影響で、14日と15日、町が遊泳禁止としていました。
台風の通過から一夜明けた16日、海水浴場の遊泳禁止は解かれ、朝から次々と海水浴客が訪れ、昼すぎには多くの人が海で泳いだり日光浴をしたりして、楽しむ姿が見られました。
一方、海水浴客が宿泊する旅館では、台風7号の影響でかき入れ時のお盆の時期に予約のキャンセルが相次ぎました。
海水浴場近くの旅館では、お盆の期間の予約は、およそ150部屋が毎日ほぼ満室だったということですが、15日までの2日間の予約は、それぞれおよそ50部屋にまで落ち込んだということです。
旅館のおかみは、台風の被害などで予約のキャンセルがさらに広がることを懸念していたということで、ふだんの姿にもどりつつある海水浴場の様子に安どしていました。
大阪・熊取町から家族で訪れた50代の男性は「台風の影響で、海に入れなかったら宿泊をキャンセルしようと考えていました。無事に白浜に来られてとても良かったです」と話していました。
「紀州・白浜温泉むさし」のおかみ・沼田弘美さんは、「まだまだ海のシーズンは続くので、これからたくさんの方に来ていただいて落ち込んだ売り上げを挽回したいです」と話していました。