太地町くじらの博物館 一部施設の屋根吹き飛ばされる被害

台風7号が通過した和歌山県太地町の「くじらの博物館」では、一部の建物の屋根が吹き飛ばされるなどの被害が出て、職員が朝から対応にあたっていました。

およそ40頭のイルカや小型のクジラを飼育している太地町の「くじらの博物館」は、台風7号の影響で、15日、クジラショーなどを取りやめ施設を一部閉鎖していましたが、16日は通常どおり午前8時半から営業しています。
施設では台風の影響でクジラショーの観覧席の屋根がおよそ30平方メートルにわたって、吹き飛んだほか、敷地内の木が倒れるなどの被害が出ました。
16日は、壊れた屋根の撤去作業や、海に面したプールに入り込んだ流木や泥などを片づける作業が行われ、職員たちは営業時間前から総出で作業にあたっていました。
くじらの博物館の稲森大樹館長は、「スタッフも動物にも被害は無く、みんな無事だったので安心しました。来ていただいた方に安全に楽しんでもらえるようすみやかに復旧作業に取り組みたいです」と話していました。