和歌山県立医大教授が学生に性的行為で懲戒解雇処分

和歌山県立医科大学の40代の男性教授が、去年、教え子の女子学生と性的な関係を持ったとして、大学は1日、この教授を懲戒解雇の処分にしました。

懲戒解雇の処分を受けたのは、和歌山県立医科大学の40代の男性教授です。
大学によりますと、40代の男性教授は去年8月、当時、教え子だった女子学生と、ホテルで性的な関係を持ったということです。
その後、女子学生はことし4月、教授と学生という立場で断ることは難しかったことや行為が原因でうつ病を発症したことを大学側に相談し、大学が調査を進めていました。
これについて40代の男性教授は、女子学生から学校生活について相談を受けるうちに好意を持ったと話し性的な関係を持ったことを認めているということです。
大学は教授という立場で不適切な関係を持ったなどとして、1日付けでこの40代の男性教授を懲戒解雇の処分としました。
和歌山県立医科大学は、「大学教員や本学に対する多大な不信感を与えたことを深くおわび申し上げます。再びこのような不祥事が起こらないよう教職員に対する倫理教育と指導を徹底し、再発防止に取り組みたい」とコメントしています。