女児が「いじめで不登校」と訴え 第三者委の初会合8月3日に

海南市の小学校に通っていた女子児童がいじめで不登校になったと訴えたものの、市の教育委員会が法律で定められた調査を行っていなかった問題で、海南市教育委員会は、詳しい調査を行う第三者委員会の初会合を、8月3日に行うと発表しました。

海南市立の小学校に通っていた当時2年生の女子児童が、5年前(平成30年)からいじめで不登校になったと繰り返し訴えたものの、法律で定められた調査が行われていなかった問題で、市の教育委員会は、ことし2月、第三者委員会を設置して調査を行うと発表し、委員の選任を進めていました。
これについて市の教育委員会は、7月31日までに5人の委員を選任し、委員会の初会合を8月3日に大阪市内で行うと発表しました。
委員は、弁護士、社会福祉士、それに公認心理師の資格をもつ医師などあわせて5人です。
第三者委員会では、▼いじめの事実関係を明らかにし、▼学校や教育委員会の当時の対応が適切だったか検証するとともに、▼いじめの再発防止について検討されるということです。
調査を求める保護者の申し立てから5年以上が経過する中で、第三者委員会がどれだけいじめの事実関係を明らかにできるのか注目されます。