南紀白浜空港とベトナム結ぶチャーター便初運航で記念式典

南紀白浜空港とベトナムを結ぶチャーター便が初めて運航するのにあわせて、南紀白浜空港では記念の式典が行われました。

チャーター便を運航するのは、ベトナムの航空会社「ベトジェットエア」で、南紀白浜空港とベトナムの首都ハノイなどの間を今月(7月)26日と30日にそれぞれ1往復運航します。
ベトナムの高校生や観光客およそ140人が搭乗した26日の便は、午前9時半ごろに空港に到着しました。
これにあわせて、記念の式典が行われ、はじめに岸本知事は「県の総力を挙げて日本とベトナムの友好関係を築くため力を合わせていきたい」とあいさつしました。
そして、乗客らがロビーに姿をみせると、出迎えた人たちが「ようこそ」などとベトナム語で書かれた横断幕を掲げ、乗客に記念品を手渡し、出迎えていました。
一行はこのあと、那智の滝やアドベンチャーワールドなどを巡るほか、高校生たちは、県内の高校生と交流する予定だということです。
一方、南紀白浜空港から、ベトナムのダナンに向けて飛び立った飛行機には、岸本知事と県の職員などが搭乗しました。
知事らは4泊5日の日程でベトナムの政府機関を訪問し、観光プロモーションの支援強化に関する覚書の締結などを行うということです。
南紀白浜空港では、新型コロナの影響で海外を結ぶチャーター便が誘致ができない状況が続き、海外を結ぶ便の運航は5年半ぶりだということです。